風の吹く丘で

日常の話

イタリアン、初めの1冊は「ラ・ベットラ:落合務のパーフェクトレシピ」で決まり

イタリアンを作るようになってから早1年と少し。まだまだ失敗はあるものの、それなりの味付けの料理が作れるようになった。メインで作るのは主にパスタである。凝らなければそれなりのものが出来上がるのかもしれないが、凝りだしたら途端に奥の深い料理となる。

 

書店に行けば、それこそ数限りないイタリアン関係の書籍が並び、クックパッドを見れば、それこそ無限にレシピは広がっている。ネットでレシピを参考にするのもいいが、パスタや、最初のイタリアン書籍として薦めたい本がある。それが「ラ・ベットラ:落合務のパーフェクトレシピ」だ。この1冊を作りこんで行くことで飛躍的に腕は上昇するし、何よりも「この工程は何故必要なのか」を知ることができる。何事もルールの背景を知ることで、より深く理解することが可能だ。

「ラ・ベットラ」落合務のパーフェクトレシピ (講談社のお料理BOOK)

「ラ・ベットラ」落合務のパーフェクトレシピ (講談社のお料理BOOK)

 

 

 

初心者にとってありがたいのは、工程順に写真が載っているところである。確認しながら作っていけば必ずそれなりのものが出来上がる。最初に覚えたのは「ツナトマトソース 木こり風」というトマトベースのパスタである。簡単ながら、本格的な味に仕上がるし、何よりも見た目も素敵なので、出した時に誰もが喜ぶ。レシピをここに掲載しておこう。

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 「ツナトマトソース 木こり風」

 材料:2人分

パスタ(160g)

イタリアンパセリ(あれば)

玉ねぎ(2個)

きのこ類(2パック)別になんでもいい

ツナ缶(2.3缶)

ホールトマト(1缶)

オリーブ(あれば)6粒くらい

アンチョビ(ペーストになっているもので良い)

 

作り方

1.玉ねぎの薄切りをオリーブオイルで炒める
初めは強火で。クリーム色になるまで炒める。

2.アンチョビを加える
焦げやすいので混ぜながら。玉ねぎと混ざるといい感じでコクが加わる

3.オリーブを加える(お好み次第)

4.きのこ類を投入
この際しめじとかなんでも良い。僕はあまったきのこを投入する。手でちぎって入れると香りが出る

5.ツナ缶を投入
どさっと。汁も全部入れる。

6.かき混ぜる
かき混ぜていくときは、鍋の周りからかきまぜる(焦がさないようにするため)

7.ホールトマト投入
ホールトマトを崩しながら、大さじ3ほどの水を入れる。最初は強火で

8.水分を飛ばしていく
最初は強火、それから中火に。これが原則です。少し塩・コショウを入れて味を調える。シャバシャバだったソースが、水分を飛ばすことでどろっとしたソースになります。シャバシャバだと美味しくはできないので、じっくり煮詰めていく(その間にパスタをゆでる)

9.パスタにトマトソースを加えて完成
僕はこれにパセリを添えて、最後に粉チーズを振りかけます。

とにかく簡単だし、煮込む系のソースの基本をこのレシピで習得することが可能。出来上がりに30分はかかるけど、初めて作ったとき、自分で作ったにも関わらずものすごく感動したのを覚えている。他にも肉・魚の焼き方、イタリアンサラダの作り方や記載されており、非常にわかりやすく解説されているので、「イタリアン始めてみたいけど、なかなか手が出せない」そういう人におすすめ。

イタリアン料理作れる男性ってカッコいいじゃない?そういう形から入るのも、立派な動機の一つであり、男の料理なんてそんな理由からスタートすれば良いのだ。